大学院生ってどんな研究しているの? その③(野村講師の場合)

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大学院生ってどんな研究しているの? その③(野村講師の場合)

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2017/06/30 大学院生ってどんな研究しているの? その③(野村講師の場合)

今回は、京大セオリーで【難関大学合格への英語】《少人数集団クラス》を担当している野村講師 (京都大学大学院理学研究科)

これまでに何度か登場しているので、興味のある方はさかのぼってチェックして頂けると幸いです。

 

【以下、野村講師コメント】

 

ちょうど一年前の今くらいの時期に、ジョージア(昔はグルジアと呼ばれていました)という国で開かれたドマニシ古人類学ワークショップに一ヶ月間参加しました。

一日の流れを軽く説明します。まず、朝8時に旧ソ連の軍用トラックに乗り込みドナドナ状態で発掘サイトに向かいます。つい最近ジョージアは旧ソ連から独立したので、国中に旧ソの残り物があるのです。

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ちなみに、このトラックはオイル漏れのせいで、非人道的な匂いがして、朝からブルーな気分になります。発掘サイトに着くと、ラテンノリの陽気なおばちゃんからその日の担当区分が割り当てられ、その場所を数センチずつ均等に削っていくという単調な作業です。カナヅチで土をトントンと叩いて、骨のようなものが出てきたら慎重に周りの土を削り、その骨を浮かし彫りにするイメージです。毎日この作業をしているので、右手だけがマッチョになりました。

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途中、ランチ休憩(パンとハムとトマトとキュウリ)を挟み、16時まで発掘を続けます。発掘が終わると、再びドナドナ状態でキャンプに戻り、一旦シャワーを浴びて、18時から人類学関連分野の講義を受けます。一括りに人類学と言っても、形態人類学、骨学、古人類学、歴史学、地質学、保全学、考古学など様々な学問が関わってきます。ドマニシの発掘サイトに関わっている教授陣がリレー講義をしてくれました。「旧人類の石器を作ってみよう!」というワークショップもあり、随分と楽しめました。

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つづく…

 

 

 

 

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